三動油圧プレス

3つのスライド!三動油圧プレス

油圧プレス

インデペンデント型三動油圧プレス

三動タイプとはふたつのスライドを持つ複動タイプにもうひとつ金型を装着可能なスライドをプラスしたマシーンなのはご理解していただけたと思います。 インデペンデント形三動油圧プレスもそんなタイプに分類されますが、おおまかな作りはインデペンデント形複動油圧プレスよりも金型を取り付けたスライドを ひとつだけ多く有している感じになります。 インデペンデント形複動のことはすでに説明しておりここでさらに補足するようなことはありませんが、難しい英語なので実物を見ないことには形状が想像できないと嘆く女性もいそうな気がします。 インデペンデントとは独立している、頼らない、そんな意味の単語でこれはそのままマシーンの性質となっています。 それぞれのスライドがお互いを拘束せずに案内される、独立しているというのがインデペンデントタイプの持ち味です。 見た目の特徴はわりと自由な設計になっているので、面白い形状をした中古品も探せば多数発見することができそうです。

インナアウタ型三動油圧プレス

インナアウタ形三動油圧プレスはインナアウタ形複動油圧プレスが発展したようなもので、スライドが5割り増しになっています。 それだけならお得に思えるのですが、その分お値段も高くなるので得か損かはその機械を使って何を作れるか、1日にいくつ作れるかといったことも考慮して 総合的に判断しなければならないでしょう。 小さな卓上形や単動のものなら低予算で購入することはできますが、性能というか能力も金額に比例して低くなることがほとんどです。 小規模の工場ならそれでも大助かりと拍手をしたくなる活躍をしてくれそうですが、任せられない仕事も工業団地一帯を探せば複数あります。 コストが高くなってもいいから三動油圧プレスを導入してどんどん注文を受けたい、そんな企業ならこのタイプを注文することは得になる、メリットがあると判断されるのではないでしょうか。 逆に能力をフルに発揮できない現場だと割高な買い物になりそうです。

サスペンション型三動油圧プレス

これも少し前に解説しているサスペンション形複動油圧プレスに似ているタイプで、それにスライドをひとつ付け足した物になります。 サスペンションは自動車用のパーツだと車体と路面の間に位置する足回りの部品で衝撃を吸収してくれる役割を持っています。 平面ではない凸凹の砂利道を高速で走行するとゴム製のタイヤでも振動を全て受け止めることはできず、運転席で操作するドライバーや助手席に座る相棒の身体を激しく揺さぶることになります。 その揺れを最小限に抑えるのがサスペンションに課せられた使命で、車内を快適な空間にするには欠かせない重要なパーツです。 4輪の自動車だけではなく2輪のバイクにも取り付いてるからとても人々の役に立っていますが、そのことはサスペンション形三動油圧プレスに全く関係はなく、 このマシーンでは吊るしたような仕組みになっているからそう名付けられています。