形状が異なる油圧プレスをご紹介
ストレートサイド油圧プレス
このストレートサイド形油圧プレスにもいろいろと種類があり、ノーマルタイプだとフレームがストレートサイド形になった単動油圧プレスになります。 基本形はこれとなって亜流もいくつかありますが、日本語と英語の組み合わせで滑稽な名前なのがストレートサイド形横形油圧プレスです。 これはストレートサイド形油圧プレスが横になったマシーンで、それ以外にはあまり違いがありません。 性能も大差ないので、設置しやすさや加工する物に合わせてこちらにするかを考える程度のものだとおもいます。 どっちを選んでもかわらないのなら好きなほうを、コイントスでもして決定しても困ることはなさそうですが、一応1年先の状況を予想して選ぶ位の先見の明は 持っておいたほうがよさそうです。 他にもストレートサイド形油圧プレスブレーキというのもあり、やらせたいことが曲げ加工ならこれが適切な選択になるかもしれません。
油圧マルチスライドプレス
油圧マルチスライドプレスの定義は広範囲に及びそうで、複数のスライドを持つことが絶対条件になります。 あとはマルチが示すとおりそれぞれが別方向に独立した動作をすることも条件になりますが、上記の条件を満たすマシーンは結構たくさんありそうです。 それぞれが別方向に向けてスライドするのですが、基本的に水平面の中での話で立体的にスライドを組み合わせることはあまりなさそうです。 そこまで複雑な加工なら1工程ではなく複数回の工程で仕上げたほうが確実で、無理して難易度の高い作業をさせるのはリスクやコストが爆発的に跳ね上がるからなのでしょうか。 大きな力を生み出す油圧プレスなので土台はがっしりとしていなければならず、3Dのあらゆる方向に対して出力することになったら四方を鋼鉄で囲むような 大掛かりなマシーンになり、購入費用もメンテナンスのコストも支払うのが苦しくなってしまいそうです。
油圧ホーンプレス
油圧ホーンプレスはフレームの前に長細い突出物が付いているタイプで、メカが好きでロボットのプラモデルや超合金などのホビーを収集している男性ならきっと 気に入るであろうビジュアルの持ち主です。 なぜホーンが付いているのか、それはかっこいいからですが他にも隠された理由がありそうで、それを調べるために一晩費やしても惜しくはないと思ってしまいそうになったけれど、 その内容をここで書き記してしまうとこのサイトをご覧になって下さっている皆さんのこれからの楽しみを奪うことになるので自重します。 突出物がツノに見えるからホーンという単語で形容していると思われ、これがこのマシーン最大の魅力であり特徴になります。 ツノ付きというだけで多くの男性の心を揺さぶりますが、それは油圧プレスも例外ではありません。 少年の頃お気に入りだったオモチャにはツノが生えていたでしょうし、ツノが生えた美少女フィギュアも高値で取引されています。 それと同じことで仕事に使う機械にもツノがあったほうがいいのでしょう。